抽象的に中傷的

動かないこの部屋を、誰が見ているんでしょう。
もう動かないのかもしれない。
動きたくない。

よくある事なんだけどね。
一人になりたいし、一人になりたくない。
今は何だろう。
何も考えてない。

先のことばっかり考えるから、疲れちゃうんだよね。

っていうかね、分かってるから。だから、なんだよね。

そろそろ守りに入らせてよね。

あったらあったで求めるし。
なければないで安心してる。

一方通行かもしれない。
そうやって考えるのが疲れた。

この先、どうやって生きたら良いの？

って考えるのが、私を苦しめるよ。

治療中。
私に先のことを考えさせないで。

誰にも踏み入れられたくない。
自分のことで精一杯。
目先のことで精一杯。



何となく、全部言った。
意外と普通に言えるもんです。
音には出してないけどね。
刻んだシルエット。
普通に見せた。
「そんな、してないよ」
彼女には聴こえない。

だけど。
私の傷をなぞったのは、彼女だけだ。