遅れてやってくる

明日から高校生じゃないんですね
今日から大学なんですけどね！



バス暇だから…長々と恋ばなみたいなお話すんね

あやこさんとトオルさん(28歳/高二の担任)のこと


昨日、トオルさんが来たんですね、お家に
びびったよ、電話来て「家にいる？先生、今外にいるんだけどさー」って
おっま…！
…イケメンはやることが違いますね
あやこさんはちょっと大事なダビングしてたから「あと２分後で良いですか？」と寒空の下、トオルを待たせました
嫌な女ですね！
だって車で待ってると思うじゃん！
んでダビング終えて寒々と外に出ました、髪の毛上げてたし首元が広かったから寒かった…よ
挨拶して
「元気？」
「んー…ふふっ」
「…」
「…」
「…元気？」
「元気、です」
「…寒いね」
「んー、…えへへ」
みたいな会話した
要するに照れた
んでいろいろ話して…、大学の話とか、変わってく話とか、洵たんの話(笑)とか、したの
「手紙ありがとなー」って言われた
洵たんの話聞いてたから「行けなくてすみませんでした」って頭下げたよ、深々
素直に書いてくれてんの良く分かったよーって
あやこのこと分かってるよーで分かってなかったね、ごめんねって
そんなん言われたら困るよ…ね

トオルさんは、三年生になってからよくおちょくって来てたなあ、って思ってんだよ
二年生の時は洵たんが標的だったのに！
でもそれって、あやこの本質？裏の顔？なんかそういう、パッと見で分かんないとこに気付いてくれたんかなあ…って思ってた
うん、それは間違ってなくて、トオルさんもきっとそれであやこをつっいたりしてたんだろうけど
でも、あやこがトオルさんに対して思ってる気持ちって、もっと深くて重くて
そういう簡単な気持ちじゃ片付かなかったりしたんだよ、良くも悪くも
まあそれを主に手紙に書いたわけなんだがね

何て言うか…苦手だったわけだよ
二年生の時、とか二者懇談で泣かされてるし(笑)
その時むちゃくちゃ病んでて、洵たんに依存しきって、やっと生きれるくらい苦しんでたんだけど
何かね、友達いっぱいいた方がいいよ！みたいなこと言うんだ
狭い交友関係のせいでこんな陰気なんじゃない？ってことじゃんね
全然悪意とか感じなかったけど、もう悲しくってさ、むちゃくちゃ泣いた
洵たんにもツラいこと話せないくらい苦しいのに
一緒にいて少しずつ癒えていけばいいや、って思ってたのに
何でもっと苦しめるの？って思って、ホントに嫌だった
生きた世界が、考え方が、根本的に違うんだ…理解してくれない人なんだって思った
だから、そういう相談とか、全くしてないの、どうせ落ち込むだけだから

三年生になってからは解放されたんだけど、しばらくしてから何かつつかれたりするようになった
一人でいると絶対何かされてた
あやこが笑うようにしてくれてんの
嬉しいんだけど、惨めな気持ちにもなった
笑った後にスッて冷めてくの
冷静になる自分が嫌だったよ

そんで文化祭の準備の日ですよね
頭撫でるのは反則に決まってんだろ！
惚れてまうやろ！

その上の昨日ですよ
じゃあね、って握手を求められたから素直に応じたわけですけど
「あったかいね」ってぎゅってするんだ…それ女子がやるやつだよっ！いや私が待たせたせいもあるから何とも言えんけど！
しかしあやこもメスなので「手大きいなあ…撫でられたい…」とか思うじゃないか！変態だから！
したらあの人、あやこの頭を撫でたんだよ！
あやこの下半身がSOSでした、無いものが起ちそうでした(下品)
でもね、もうね、「抱きつきたい…！」ですよね！
理性と戦うあやこに「風邪ひくからもう帰れ」って言うんだもん
あやこは無言で走り去りましたよ、ロマンチックに躊躇ってからね！
「…っ！」(ばっ)みたいなね
まあ…家の前で抱擁(というか一方的な欲情)はあかんよね！
家族が出てきたら…大変だもんね！


…あれ？
恋ばなっていうか…あやこがムラムラしてるだけじゃね？
もっとおのろけな感じにしようとしてたのにね！
そうです、変態です！

さて帰ってきましたー
ので〆！

今度のまたね、も嘘じゃないと良いよね