あやこ「短SOKU」

構成とか無理だよ
あのクラスのは無理だ
ひとさんはあんまり拒否しないから…やりたいのかな、と思った
ひとさんがやりたいならいいや、と思ったが、落とし穴とか行き止まりとか…てか迷路って…と思うのである
何だか推されると押し返したくなるものだし
あと、「俺は怒んないからァ(笑)」と言ってるトオルが怖い
ひとさんやＳ田さんは怖くないのだろうか
何か…怖いんだよね、凄く
そういう意味でも頷くしかなかった
…深読みしすぎだろうか
トオルはうわべだけな感じが、するよ
教師なんてだいたいそんなもんかもしれないけど…トオルは生徒を分かってのうわべだけな感じ
「俺の話は聞かなくても怒らないけど、友達の話は聞いて」って…ひねくれた私は、「下から言ってあげてますよ」としか受け止められない
ああいう人が苦手でならんよ
好き嫌いとか激しそうだもの
過去にもそういう人を見たけど…うん、思い出したくない
まだ、自分の話をしないだけ良いかな
親身になろうとしない感じは許してやろうかな


何か最近、中学の頃のことが急にフラッシュバックする
嫌なことも、良いことも
トイレットペーパーの芯のこともだったけど

こないだは、ある信号のそばを通ってただけで思い出した
名前を思い出せない、先生
恐いけど嫌いじゃなかった、先生
その人がそこで拾ってくれて、送って貰って帰ったんだ
先生は病気で、その日は病院に行く日だから、早めに帰るって言った
急いでるのに送ってくれて笑顔を向けてくれて
病気の話をしてくれた
私の事を苗字にちゃん付けで呼んでたんだ
元気だろうか、先生